休日を取ることもケアマネにとって大切

ケアマネには土曜も日曜もありません。4割近くのケアマネが月に5回以上の休日出勤をしているといった現状もあります。ケアマネが属している施設にもよりますが、介護職員とケアマネを兼務している人は、一般の介護職員と同じように働かなければならないため、当然休日は減るし残業も増えると考えられます。また、書かなければならない書類が大変に多く、通常の勤務ではこなせなくなるため、休日や夜間に仕事をすることになるのです。

急に体調が悪くなった利用者が出れば、休日でもすぐに訪問することもあります。また家族に説明が必要なのに家族は日曜しか家にいないという場合、やはりケアマネは日曜に家族を訪問することになるでしょう。サービス担当者会議といって、利用者本人とその家族、さらにいろいろな事業者が集まって会議をする場合も、土日しか時間が空いていないということがよくあります。

このような状態だと、ケアマネは1年365日、仕事をしなければならなくなるでしょう。しかしそれではケアマネ自身のストレスは大きく、心身状態に悪影響を及ぼし、ケアマネの仕事を辞めることにもなりかねません。したがって、ケアマネは取りやすい時期に大型連休を自分で作るなど、早々に利用者や関係者に休暇を取ることを伝えるといった方法もあります。休暇中は自宅におらず、遠方に旅行するなど環境を変えて、物理的に自分の身を普段の場所から離すのが効果的です。

仕事のことは考えず、心を切り替えて休日を満喫するとストレスも解消され、仕事へのやる気も新たに湧いてくるでしょう。そのような時間を取ることはケアマネに取ってとても大切なことです。また、ケアマネの労働時間について書かれているサイト「http://work-caremanager.net」を参考に休日の取り方や労働時間について見直してみてはいかがでしょうか。